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2008年2月アーカイブ

決算期について

私たちの会社の決算期は11月です。
設立時に税理士の方の助言をいただきながら設定しました。


SIerは企業のお客様と一定規模の取引をする都合上、
一般的な期末である3月に売上が集中します。
(当然ですが、期毎に経営目標を決めて実行するお客様が多いのですね。)

その集中した売上金額の確定をみてから、
(赤字にならないように)投資して少々の黒字を狙います。



システム開発会社の本当の資産は、金額としてはみえないものが中心です。


代表的なものと言えば、
1.ソリューションメニューの充実
2.ノウハウや技術力
3.サービス・開発体制/体質
といったところでしょうか。

あたりまえのように資源はここに投下します。
社内で技術系の全社員が研究・勉強時間をとるルールにしている理由もここにあります。


今は実質の成長が第一。
ちょっと大げさな表現ですが、私たちにとっての最終利益とは

投資し損ねた金額と言ってもよいかもしれません。

NASとバックアップ

オフィスにNAS(ネットワーク接続型のハードディスク)を入れました。

いまどきのNASは結構いいです。

買ったのは HDD4台のモデル。250GByteのハードディスクが4本入っています。
これの動作モードをRAID 1+0に変更。ミラーリングが効いて、実効500GByteです。

※RAID 1+0とは

 2台のディスクでストライピング(同時書き込みによる高速化)したセットを

 2組用意してミラーリング(同じ内容を書き込んで安全性を高める)する構成です。

 2×2で4つのHDDを使います。

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このNAS、ディスク障害時に電源を落とさずにディスク交換できるタイプです。
障害復旧時に負担のかかる電源ON/OFFが不要なのは重要なポイント。

ところで、今までサーバーのバックアップは他のサーバーとUSBのハードディスクを
使っていたのですが、より確実で運用しやすくするように、
今回はカートリッジ式のハードディスクを使うようにしました。


今どきは人為的なミスのほうが心配なので、

如何に前の状態に戻せるかが大事。

短いサイクルで交換するカートリッジと、

長いサイクルで交換するカートリッジを織り交ぜた、

変則的な交換サイクルでスケジューリング。

1ヶ月前のデータを復旧できるようにしました。

バックアップも工夫次第ですよね。


プロフィール

山口達雄
山口達雄

SIerの社長ブログへようこそ。大規模システム開発のプロマネから、OSネイティブなプログラミングまでこなす現役エンジニアです。

SIerとは:「エスアイヤー」と読みます。情報システム開発において、コンサルティングから設計・開発・保守まで一貫したサービスを個別企業のお客様に提供する会社のことです。


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