最近のこのブログを読み返すと、自社プロダクトの記事が目立っていますが、私の仕事はSI(受託システム開発)がメインです。(SIは機密保持上書けることが制限されているので、意識しないとプロダクトの記事が多くなるのです。。。)
そんなわけで具体的な個別の内容が書けないかわりに、最近の受託システム開発でよく採用頂いているパターンを紹介します。基本的な事項が多くはなると思いますが、いろいろな要素についてバラバラと数回に分けて書いて行きますので、是非参考にしてください。
第1回目である今回は、「Amazonのクラウドを活用」です。
目次
1.Amazonのクラウドを活用
2.iPhoneとiPadのビジネス活用
(3回目以降はここに行を増やしていきます。)
1.Amazonのクラウドを活用
弊社では複数のクラウドサービス、レンタルサーバー、オンプレミスサーバーによるシステム構築を受託してきましたが、最近ではAmazonのクラウドサービス(以下AWS)を使うことが多くなってきました。
AWSはサーバーを構築・運用するために望ましい要素がずらりと揃っています。しかも驚くほど安価です。
単独でもスケール可能なサーバー、安価に使える負荷分散装置、障害対策に有効な複数のデータセンター運用、レプリケーション可能なDB、安全なバックアップストレージ、太い回線・・・
一昔前と比べると夢のようです。
(もちろん国内のクラウドを使うこともあります。費用が見積もりやすく、クラウドになれていない方でも扱いやすい等のメリットがあります。)
(写真は使い方の例です。)
それでは、よく採用頂いている使い方を紹介します。
EC2のインスタンスを作成。OSとミドルウェアはオープンソースを利用
EC2と呼ばれるAWSのサービスでサーバーを稼働させます。OSとミドルウェアは組み合わせを選ぶことができますが、オープンソースを利用するのが一番多い基本パターンです。LAPP(Linux, Apache, PostgreSQL or MySQL, PHP)の組み合わせをよく使います。
*弊社ではより安定した運用のために、余分な要素を含まないCentOSのマシンイメージ(AMI)をあらかじめ用意して使っています。
ドメインと固定IPを利用
ドメインは.comか.netなどの安価なドメインを取得します。既存のドメインでもよいのですが、専用にとったほうが管理が楽な場合が多いです。社内用のシステムだと、ドメインは必須ではないのですが、いざと言うときに別の環境(IPアドレス)を指すことができるドメインは便利です。
ドメインxxxxxx.com等をそのまま使うと、システム規模が大きくなったときに負荷分散装置を使うことができなくなってしまうので、www.xxxxxx.comなどの形式で利用します。
固定IPはAWSのElastic IPのサービスで取得します。
サーバー証明書を取得
SSLを利用するためにサーバー証明書を取得します。
複数世代のバックアップ
AWSのストレージ(S3)を使ってバックアップを取得します。自動実行のスクリプトで複数世代のバックアップをとることができます。数十世代のバックアップをとるケースもあります。
必要なサービスをまとめて提供
AWSの利用については、お客様のご希望にあわせて以下を提供しています。全部お任せ頂く場合が多いです。(個別でも提供しています。)
サーバー構築
ドメイン取得・維持
サーバー証明書取得、更新
サーバー監視と定期チェック、トラブル時対応
各種費用の支払代行
===
今回は以上です。次回は「iPhoneとiPadのビジネス活用」を紹介します。
コメントする