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提案書の作成(要件定義)

最近、「カードフィールプラス」というO2O型のアプリ開発サービスを始めました。(当社のポイントシステムのプロダクト「カードフィール」をベースに、ブランドや店舗専用のアプリを作成するサービスです。)

カスタマイズの規模にもよりますが、安定稼働しているプロダクトをベースにすることで、安価かつ短納期を実現しています。

このサービスはカスタマイズに先立ち、普通のSIプロジェクトと同様の方法で進めます。
SIプロジェクトのおおまかな進め方(フェージング)はこんな感じです。

【1.提案書の作成・提示】数回の打ち合わせと提案書の提示
? ここでお客様が発注可否を判断 ?
【2.設計】具体的なデザインと機能の設計(ここでも数回の打ち合わせ)
【3.開発】実装と品質チェック
【4.リリース】

手を抜いて良いフェーズはもちろん存在しないのですが、私は要件定義とも呼ばれる【1.提案書の作成と提示】を特に大事にしています。開発するシステムがビジネスにもたらすメリットを左右するからです。

このフェーズはシステム会社が「システムを提案する仕事」と見られがちですが、お客様と一緒に「システムのあるべき姿を明らかにする仕事」と表現したほうがしっくりきます。

打ち合わせと提案書の更新を重ねることで、ビジネスの内容やシステム化の目的、要件などを確認しながらシステムのあるべき姿を模索しつつ明らかにしていきます。一般にこうすればうまくいくといった手順や手法が存在しないこともあり、やりがいのある仕事です。

つい先日、数回の提案書を更新した後にお客様から「欲しいシステムはこれだ。この内容で必ず稟議を通すよ。」と言って頂き、数日後に注文を頂いたSIプロジェクトがありました。

注文を頂くことは、お客様と一緒に理想のシステム要件を整理できたという事実なので本当に嬉しいです。自宅でこっそり祝杯を挙げることもしばしば。その場合はウィスキーやワインを買って帰ります。

肝心の設計・開発はこれから始まるので、このタイミングで喜ぶのは不謹慎かもしれないのですが・・・。(でも、やっぱり嬉しいです。)

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プロフィール

山口達雄
山口達雄

SIerの社長ブログへようこそ。大規模システム開発のプロマネから、OSネイティブなプログラミングまでこなす現役エンジニアです。

SIerとは:「エスアイヤー」と読みます。情報システム開発において、コンサルティングから設計・開発・保守まで一貫したサービスを個別企業のお客様に提供する会社のことです。


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