本日、ハイレゾに対応した無料の音楽再生ソフト HYSOLID(ハイソリッド) をリリースしました。
HYSOLIDはWindows PCがオーディオのネットワークプレーヤーになるソフトです。専用のスマホアプリから快適に操作できます。再生には、USB-DAC(デジタル信号をアナログに変換するオーディオ装置)が必要です。
特徴はPCの電源ONだけでスマホアプリから操作できること。
この特徴は利便性のメリットも大きいのですが狙ったのは音質です。Windowsにサインインすると多数のソフトが起動するため多くのノイズが発生します。そこでHYSOLIDはWindowsにサインインしなくても動作する設計で、不要なノイズ発生を回避できるようにしました。
HYSOLIDの設計は、全体に渡って音質最優先を貫いています。例えばスマホからPCを操作するときの接続方式は、普通ならHTTPプロトコルを使い、SOAPやRESTなどの方式を採用します。ところがHYSOLIDはPCの負荷を最小限にするために、低水準なソケットライブラリを使い、オリジナルのプロトコルで双方向の通信を実装しました。
今回は収益のことを一旦忘れて、ソフトの価値を追求しました。これはまじめに仕事に取り組んだ結果なのですが、もし誰かから「製品と言うより、自分が欲しいソフトを作ったのではないか」と言われたら、そのとおりかもしれないです。