システム開発では、特に提案・見積もりや要件定義などで開発するシステムの内容を決める際に繰り返し打合せを行います。
最近の打ち合わせはオンラインミーティング主体になっているのですが、コロナ感染症が下火になっている今だけは、受注前や要件定義段階のお打ち合わせはお客様にご希望頂ければ、対面を優先するようにしています。
受注前や要件定義段階の打ち合わせは、現状の業務やシステム化の目的、どのようなシステムを想定しているかなどをじっくりヒアリングしたり、それを受けて検討した提案内容を説明したりします。この打合せは複雑な内容が含まれることも多く、そうでなくても常に100%伝わるものではないので、非言語のニュアンスも含めてコミュニケーションの質を大事にしたいのです。
たとえば、私が技術的なことを説明するとき、ほぼ理解できたが少しだけ不明瞭なところがあるときは、お客様は少しだけ不明瞭だということを、表情や声のトーンで表現して頂けることが多いと思うのです。私はそれを受けて、説明し直したりその後の説明内容を調整したりすることができるわけです。
コロナ感染症については、次の波が来てしまったらやはり対面は難しくなってしまうので、オンラインでも打ち合わせ回数を増やすとか、打合せ資料を丁寧に作るとかの手法で頑張るしかないわけですが、やはり波が十分低い状態で収まることを願いたいと思います。そして波が低い間はお客様のご希望次第で対面を優先したいです。
ところで、オンラインの打ち合わせは往復の時間を節約できるので、気軽に声をかけて頂くことができるメリットもあるのかとは思います。特に自社製品の初回の概要説明は、作りこんだ資料もあるので、気軽に声をかけて頂いてオンラインで説明させて頂く方法がよさそうです。ある程度、お客様に適合することが分かってきたら、次は(お客様が希望頂ければ)対面で打ち合わせする手順になると思います。
対面とオンライン、うまく使い分けてコロナ禍であってもビジネスをより良いものにしたいです。