iBeaconとはアップル社がiOS7から標準搭載したBluetooth Low Energy(BLE)を使用した位置情報サービスに該当するテクノロジーです。ビーコンと呼ばれる電波を発信し続けるBLEモジュールを店舗等に配置することで、BLEモジュールに近づいたスマホアプリがこれを検知することができます。
※このサンプルはデモ用に用意したもので実際に動作します。デモをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
類似する技術で特殊な音を鳴らしておいて、これをアプリで検知する方法がありますが、この方法ではアプリをユーザーが起動する必要があったのに対し、iBeaconを使う場合は、アプリが起動していなくても、iOSがビーコンを検知してアプリを起動することができるので、来店客にプッシュ通知を送ったり、アプリ上で特定のメッセージを表示したりすることができます。
アプリで場所を検知する方法の比較
iBeaconは複数個のビーコンを使い分けることもできます。店舗毎、フロア毎、エリア毎など個別の番号(メジャー番号、マイナー番号)を設定したビーコンを配置し、アプリからその番号を識別することができます。BLEモジュールは安価なので多数のビーコン配置も現実的です。いくつかのビーコン検知をアプリ内に記録し、特定の条件になったらメッセージを表示する等の応用も可能です。
応用例
このiBeacon、アイディア次第でいろいろ応用できそうです。少し考えるだけでもいろいろなパターンがあることに気づかれるかと思います。
- 入り口付近のクーポン配布
飲食店で一定の空席があるときだけビーコンをOnにすれば、その時だけ近くを通る会員にクーポンを送ることができます。 - スタンプラリー
自動的にスタンプが押される。スタンプの場所をシークレットにすることも・・・ - 商品情報表示
エリア毎の取扱商品に合わせた商品情報を表示できます。